始動不良といっても原因は数あるのですがなかなかオートチョークの修理の載せているサイトがないので作ってみました
始動不良の原因は……
キャブのフロートパッキン不良、プラグ死亡説、負圧コック死亡説、キャブのチョ−ク通路の詰り
スロー系統の詰り、リードバルブ開きっぱによる圧縮不良 etc…
たくさんあるのですがチョーク不良の場合はエンジンが温まってしまえば走り、始動性に不具合が出ないのが特徴です
オートチョーク不良時の特徴
◇ キックなどでエンジンをかける事は出来るがアクセルを開けると止まる
◇ エンジンがかかっても暖気しないと走らない
◇ 1日置くだけでエンジンのかかりが悪い
◇ エンジンが温まってしまえば再始動は簡単
ここではDIOのオートチョークを使っていますがオートチョークなんてどのメーカーも仕組みはおんなじですので応用が効きます
まずはキャブを車体から取り外して下さい
画像の黒いカバーがスポっと上に抜けます
そうするとプラスネジ1本〜2本でチョークがとまっているのでネジを外しチョークをヒッコ抜きます
そーするとこんな感じのが出てくると思います
チョークの仕組みはエンジンをかけるとチョークに電気が送られチョークニードルが
徐々に下がってきてチョーク通路を閉める
ようになっているのでエンジンがかかってない状態ではキャブ側のチョーク通路は全開になっていないと
いけないのですが中古車ではここが壊れて常にチョークが下がってきてしまっているモノもたまに
見かけます。
画像の『ここの距離』が正常なモノよりも長い場合はチョークが効かない、もしくは効きが悪い
などの不具合が出ます。
ちなみに新品買うとヤマハのJOGで _| ̄|○ ¥6741でした
高っっっ!!!工賃合わせたら1万近いんじゃないの??そんな出してられるかっっ! ヾ(*д*)ノ゛
という事で修理しましょう
ニードルボディーを引っ張ってチョーク本体から分離させます
ツメで引っ掛かっているので簡単にぬけなかったらクネクネして下さい
スプリングはなくさないように!
こんな部品で構成されてます
このニードルのクリップの位置を変える事によってチョーク効きを変える事が出来ます
以前イジったヤマハ車の一部では純正でニードルに溝が彫ってあり簡単にクリップ段数を変える事が
出来たのですがコレ(DIO)はそんな溝ないのでワッシャーで対応します
ホームセンター等で内径2ミリ、外径4ミリ位(サイズはうろ覚え(人;´Д`))のワッシャーを用意
して下さい
自分ちの近くのホ−ムセンターにはこのサイズはスプリングワッシャーしかなかったので
今回はスプリングワッシャーを曲げ直して使用しました
↓スプリングワッシャー↓
ラジオペンチなどで曲げ直してください、頑張れば指でもいけました
ワッシャーをクリップの下に通します、こんな感じに
後は逆の手順で組み付けてください。症状がひどい場合は2枚、3枚とワッシャーを足してください
以上!!
戻る